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2026.10.09
㈱あさひ合同会計 中津
最近、映画館で映画を見る機会が増えました。一人暮らしをしている部屋にはテレビがありません。
地上波で映画が放送されることもありますが、実家に帰らないと見られなくなったことが、映画館に足を運ぶようになった理由の一つです。もう一つの理由として、リバイバル上映があります。最近、リバイバル上映で観た映画は「パプリカ」です。公開20周年を記念して、2026年8月7日㈮から上映されていました。税理士試験が終わったばかりの頃にこの情報を知ったので、もう有頂天でした。
「パプリカ」は、近未来の日本を舞台に、他人の夢に入り込み、夢を映像として共有できる装置が奪われたところから物語が始まります。 話が進むにつれて、いろいろな人の夢を行き来するようになるため、次第に「ここは誰の夢なのか」「どこまでが現実なのか」が分からなくなっていきます。この映画を観るのは今回が初めてではありません。10年ほど前に無料公開されていた時期に、一度だけ観たことがあります。当時の感想は、「つまり、どういうことなのか……」でした。夢の中の異様さや無秩序さはとても印象に残っていました。一つひとつの情報には何か意味があるのだろうとは思っていたものの、そもそも自分が何に疑問を感じているのかすら、うまく言葉にできませんでした。
そのまま、もう一度観る機会もないまま10年ほど経ってしまったのです。今回は、一人で映画を観に行く勇気がなかったので、母親を誘いました。これまでの経験から、私が気になっているものは母親も気になっていることが多いと知っていたからです。案の定、「パプリカ」のことは知っていました。ただ、当時観た記憶はほとんど残っていないとのことでした。もちろん、連れていきました。妹は観たことがありませんでしたが、以前から気になっていたそうで、最終的には3人で観ることになりました。血は争えないなと思いました。
さて、10年ぶりに「パプリカ」を観た感想ですが、やはり「意味が分からない」でした。 ただ、1回目に観たときとは少し違いました。「ここはもう一度観たい」とか、「ここでなんて言っていたっけ」といったように、気になるところが増えていたのです。10年越しではありますが、少し進展があったのだなと思うと、なんだか興味深いです。 当時は「分からない」で諦めてしまいましたが、今回は今回の感想を材料にして、いろいろ考えてみようと思います。そして、この記事を書いていて思い出したのですが、伊藤計劃の作品も数年単位で放置しているな、と……。これを機にもう一度読んでみたら、以前とは何か違ったものが見えるかもしれない、そんなことも感じました。