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2016.11.01

未完成の鉄のフライパン

ネットリンクス㈱ 妹尾 

 最近は鉄のフライパンを使用する家庭はめっきり減りましたが、私は少し前から鉄のフライパンにはまっています。友人の結婚式の引き出物カタログで、長く使えるものにしたいと思い、安易に選んだことが始まりです。初めて使用してから、その鉄のフライパンの圧倒的なパフォーマンスに虜になってしまいました。

 鉄のフライパンは①高火力に強い②丈夫③鉄分が摂取できる④お店の味が再現できる!という特徴があります。特に④は強くお勧めする理由でもあります。

 さて、タイトルの「未完成の」について。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、鉄のフライパンというものは、購入時は“未完成”なんです。これが、私が虜になった一番の要因でもあります。中華料理屋で見かける黒ずんだフライパンは何度も使用し、手入れしてきたことで表面に油で出来た、通称“プロ膜”というものが出来上がっています。ここに到達すると、いわゆる完成となり、鉄のフライパン料理が本当に楽しく・おいしくなるのです。

 しかし、購入時は単なる鉄板であるばかりか、商品の見栄えを良くするために防錆処理まで施してあり、全く使い物になりません。これを、空焚き⇒たわし⇒空焚き⇒油慣らしといった手順を踏むことでやっと、少し使えるようになるのです。これでもプロ膜までにはまだまだです。せっかく購入したのに未完成…。こんな商品は野球のグローブくらいしか思いつきませんね。

 ただ、人が熱中するものって基本的には最初は未完成なんだろうと思います。勉強・子育て・趣味こういったものは全部ゼロからのスタートです。だからこそ楽しいのです。これからも多くのことに成長の喜びを感じていきたいと思います。