役員コラム

2017.10.01

グータッチ

ネットリンクス㈱ 代表取締役 前田 洋一 

  2年間、公式戦で一度も勝ったことがない小学生のバレーボールチームが、元全日本の大山加奈さんの理論的な指導によって、念願の一勝をあげる。
  全国大会進出を目指す、姉弟でのペアシンクロチームが北京オリンピック代表の青木愛さんの厳しい指導で、念願の全国大会出場を果たす。

  従業員に、良い番組があるよと教えてもらった「ライオンのグータッチ」というテレビ番組にはまっています。毎回ボロボロ涙を流しながら見ています。

  弊社では、9月1日に経営計画発表会をメーカーの方や関係者に参加していただき開催しました。発表会の後で、浦田理恵さんというロンドンパラリンピック、ゴールボールの金メダリストに「夢への挑戦」と題した講演をしていただきました。二十歳の時に失明し、人生に絶望していた彼女はゴールボールとの出会いで人生を前向きに生きることが出来るようになりました。もちろん、普通の人では考えられないほどの厳しい練習はされているようです。

  縁あって、その一週間後に京都でシンクロナイズドスイミングの井村雅代コーチの講演を浦田さんと一緒に聞く機会がありました。
  井村さん曰く。「シンクロでみんなが揃って演技をしているのは、どんな状況に置かれても全員が揃うまで何千回も同じ練習を繰り返すからだ。」出来るまで練習を続ける。それしかメダルを取る方法は無いはずです。講演の最後に流れたリオオリンピックの演技の映像には涙が止まりませんでした。
 そして、井村さんの講演後の浦田さんの言葉にも感動しました。「すぐにトレーニングがしたくなりました。練習は裏切りませんからね。」

 目的を持ってスポーツをしているアスリートの姿に私は感動を覚えます。アスリートたちの「一生懸命」は、私が普段よく好んで口にする「一生懸命」とか「必死」とはレベルが違うんですよね。簡単に真似はできないことばかりです。ただ、大山さんも青木さんも浦田さんも井村さんも発言には共通していることがあり、その事は僕らにも真似できるのではないかと思います。いつも笑顔でいること。大きな声であいさつをすること。この二つが一番大切だと全員が声をそろえて教えてくれました。

 弊社では毎朝の「おはようございます」の挨拶と共にグータッチを導入してみようと考えています。笑顔で大きな声であいさつwithグータッチ。良い会社になりそうです。

 最後に浦田さんが嫌なことがあったり、思い通りにいかないときに口ずさむ歌を紹介します。誰でも口ずさむだけで元気になれます。

「ピンチ、ピンチ、チャンス、チャンス、ランランラン♪」