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仕事と家庭
今年の初めに2人目の子供が生まれました。私は両親からここまで大きくしてもらい、生き方の基本は学んできたつもりですが、果たして私の作る家庭はどうあるべきなのかと思うようになりました。
私は27歳のときに岡山に帰ってきて30歳で祖父が創業した会社の社長に就任し、右も左もわからないまま、がむしゃらにやってきました。多くの人と出会い、そしていろいろな壁にぶつかってきました。
なかでも、平成19年は私にとって大きなターニングポイントでした。2月に結婚し、10月に長男が生まれて自分が親となったこと。そして11月に祖父、12月に父と、続けざまに肉親を亡くしたこと。激動の1年でした。そして「人」の大切さを学び、また家族のありがたみを理解できるようになった年でもありました。私は昔から父と会話をしたという記憶があまりありません。しかし、亡くなって気づいたことは、父が私を「信じていた」ということでした。私がどうなろうとどう生きようと、ただ黙って「信じてくれていた」ということに気づきました。これは非常に難しいことだと思います。
私は今年の1月、自分なりの家訓をつくり家族と共有していこうと思いました。基本は、人間としてどうあるべきか?生きるうえで必要なことは何か?ということです。
まず1つ目は「うそをつかないこと」です。私も昔はよくうそをついて怒られていましたが、長い人生のなかで、うそはいつかばれてしまいます。
2つ目は「人さまに迷惑をかけない」ということです。これについては、やはり親の影響があると思いますが、今もこの気持ちを忘れず持つようにしています。
3つ目は「忍耐」です。これはどんな困難や苦しいことがあっても逃げないということだと自分なりに解釈しています。会社にしても家庭の中にしても子育てにしても必要なことだと思っています。
4つ目は「感謝」です。これは私がとても大切にしている言葉です。私は毎朝、起きたら神様に手を合わせます。最初に「ありがとうございます」という言葉から始まり、そして家族に対して、会社の人たちに対して感謝をします。
また、夜寝る前には今日一日に対して「ありがとうございました」と感謝の言葉で終わるようにしています。
最後の5つ目は「健康」です。この5つ目だけは父にも難しかったようです。これからの長い人生を心身ともに健康に過ごすために、どんなことを心がけていくか?自分にあった健康法を見つけ実践していくことが私の大きな課題です。
以上の5か条を紙に書き額に入れて家族で共有をしています。私もまだ、経営者としては5年ほどしかたっていませんが、この5か条は家庭の家訓というだけでなく、経営者として心がけている基本でもあります。
これからは自分の人生設計をきちんとたて、30代から40代はいろいろな人に出会い学んだり、子供に学んだりする時期とし、50代から60代は心を豊かにし、仕事や夢を実現していきたいと考えます。そして仕事と家庭のバランスを大切に、夢を実現すべく頑張っていこうと思います。
平成22年6月
代表取締役 奥山 順一

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