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ホーム > コラム > 『スポーツ観戦の奥深さ』 高木正男
『スポーツ観戦の奥深さ』
高橋大輔選手と新田佳浩選手の凱旋帰郷でバンクーバーオリンピックとパラリンピックが過去となり、次はいよいよサッカーワールドカップを心待ちにしている方も多いと思います。日本の決勝トーナメント進出という奇跡を期待しています。
私は、国内ではやはりプロ野球のペナントレースが気になります。144試合を7ヶ月近くかけて戦う、考えてみれば壮大な勝負です。アマチュアの短期決戦と違い、長期戦は勝ったり負けたり、調子の悪いときは負けても負けても試合をこなさなければならない。技術もさることながら、いかに切り替えができるかという能力も試される。日本ではプロ野球がメジャースポーツであるが故に、情報量も多く、その気になれば1試合・1イニング・1球の中に凝縮した駆け引きや心理状態を色々な角度から勉強することができます。また長年かけて人の成長も追いかけることもできます。
これはスポーツニュースで結果や特定 の場面の紹介を見るだけでは、中々難しいことです。ライブ中継を見て、後でスポーツニュースや新聞で色々なコメントを参考に分析します。プロは結果が全てですが、それを見る我々には、その過程(前提から後日談まで)が解ってこそ役立つものになると思います。
現在、プロ野球の地上波テレビ中継は極端に減りましたが、本当に見たい人は一試合のチケット代程度で1ヵ月間12球団の全試合が試合開始前から試合終了後のインタビューまで完全に見ることができる時代になりました。 ある球団のチャンネルではキャンプを解説やアナウンスも無く日がな一日流したり、二軍の試合や公式戦開始前の練習も長時間放送してくれています。自分で情報を正しく取捨選択する能力を持った人には素晴らしい時代になったと感じています。
今の私にはマラソン・駅伝や自転車ロードレースが一番面白く、ためになるスポーツです。長時間にわたって自分のコンディション、仲間との連携アシスト、相手や自然環境までも含めて駆け引きを繰り返す。スパートのタイミングやそれに至る心理状態は、最初から最後まで通しで顔色まで伺いながら見て、さらに後で勝者だけでなく敗者の弁まで聞けた時、最高の勉強になります。
今年に入って何人かの採用面接をしましたが「スポーツ観戦」が趣味という人が今まで以上に多かったように感じました。
ぜひ機会を作って「スポーツ観戦」の奥深さを皆様と語り合いたいと思っています。
平成22年5月
木正男
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