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『幸せとは』
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インドには、昔から次のような人生の喩え話があるそうです。
「人食い虎に追われて逃げていたら、崖の上にやってきた。もう逃げられない、絶体絶命と思ったところで崖に一本の木を見つけた。必死でその木によじ登り、何とか虎の牙から逃げてほっと一安心」
この話から私が思うことは、目先の課題に追われて、それをクリアしたと思ったら、次にまた新たな課題が出てくるということです。人生とは、この繰り返しなのではないでしょうか。
私が今大切にしていることは、目標を持つことです。目標を達成するためには、目の前の課題を一つずつ乗り越えていかなければならない。そのことを自分自身で納得し、行動していくことが大事なことだと思うのです。
さて、虎の話の続きですが、「必死でよじ登ってみると、実はその木には果実がたわわに実っていたので、もう虎のことは忘れて果実をお腹いっぱい食べることにした。果実をもぎ取っていると、すっかり虎のことは忘れてしまう。しかし、その時木の枝だと思ってふと手をかけたのが、実は大蛇であることに気づき、同時に虎のことも思い出した。さぁ、大変!木の下には人食い虎、目の前には大蛇!虎に食われるか、大蛇に飲み込まれるか。あるいは絶壁から飛び降りるか・・?」。
この話から、人生どれだけ生きるかではなく、どう生き抜くかが重要であると感じます。日々の仕事や生活の中で、迷うこともあれば、苦しむこともあるでしょう。むしろ、生きていくなかで、思い通りにならないことの方が大半かもしれません。ビジネスの世界ではよほど気を配っていかないと落とし穴がいっぱいあります。それでも落ちてしまったなら、それは落ちなければ見ることのできなかった何かを学ぶチャンスかもしれません。一見どうしようもないように思える逆境の中でも、悲嘆にくれず、目を曇らすことなく、心を澄まして見ればきっと大切なことが見えてくるはずです。幸せとは追い求めたり他人から与えてもらうものではなく、どんな状況に置かれようとも、自分の心で幸せの光を感じとっていくものだと思うのです。
目標を持って進むべき道をしっかり見据えて歩いていけば、いつか必ず来るべき未来が見えてきます。私もこれから色々な経験をし、いつ降ってくるかわからない試練に対応していくために、自分の心を鍛え、激動の日々の中に幸せを感じる心の力を育てていきたいと思います。

平成20年9月 奥山順一 |

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