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「 讃岐うどん雑感」
私は生まれも育ちも香川県で、大学などで大阪に住んでいた7年間と、弊社に勤めて岡山に引っ越しをしたここ最近の1年間を除けば30年以上香川で暮らしてきたことになる。
香川と言えば「讃岐うどん」で私もうどんは普通に食べる。
「普通に食べる」、ここが非常に重要で、香川県人にとってみればうどんはソウルフードであり、めちゃくちゃ好物なものでも、何ら特別なものでも、もちろん余所行きの食べ物でもない。多いときは週5でうどんを食べることもあるが、それは他に食べたいものがないか、忙しくて時間がないか、ただ単にお金がないか。理由は以上の3点に過ぎない。
食べたいものに迷ったら、うどん屋にいけば間違いなく美味しいお昼を安く食べられる。お店もいくらでもあるから、毎日お店やトッピングを変えればなんとなく味も変わった気分になる。忙しい人や懐の寂しい人にとってはこんなありがたいものはない。
うどんとこれほどまでに親密な関係にある香川県人も、土日にうどんを食べることはあまりしない。これは特に会社員のように、平日お昼にまるで親の仇のようにうどんを食べまくれば自然とこうなってしまうのだと思われる。休みの日ぐらいは他のものを食べたいのだ。 このことは夕食にも同じことが言える。もし、疲れて帰って食卓にうどんが出たら、私だったら「なんでや・・・」と心の中でつぶやいてしまう。平均週3・4でうどんを食べようものなら、正直晩ご飯くらいは王将で天津飯と餃子を食べたほうが、テンションも上がるというものである。お昼時には圧倒的な王者であるうどんといえども、晩ご飯の温かい家族団欒には少々力不足なのかもしれない。
ただし、以上のようなことを他県の方が香川県人に言った場合、香川県人の愛県心に無駄に火をつけてしまい猛烈な反論を受けることになるので十分に注意をしていただきたい。だが、地元愛にあふれる私でも「うどん県」、「香川銀行セルフうどん支店」、「カマタマーレ讃岐」と何でもうどんに絡めてしまう香川県人のネーミングセンスには苦言を呈さずにはいられないのだ。
平成24年2月
菅 英人

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